自分なりのニーチェ哲学まとめ
ニーチェ哲学は実存哲学
ニーチェ哲学は実存哲学という哲学に分類されます。
価値観や本質といった「空想」ではなく、
「現実存在」について目を向ける学問です。
例えば、
人間は「実存」であり、 生きる意味は「実存ではない」ので、
→実存しない「生きる意味」に目を向けるのではなく、実存する「人間」に目を向ける。
といった風に考えるのが、この哲学です!
生きる意味は存在しないというのは、初めて聞くと受け入れがたいですよね!
次は、人は生きる意味がないことによってどうなるかについてです!
人間は、生きる意味がないと「ニヒリズム(虚無主義)」に陥る
人間は生きる意味がないと、全てが空しくなり、
「ニヒリズム(虚無主義)」に陥ってしまいます。
どんな状況になるかというと、例えば、
生きる意味がないなら、何をやっても無駄だ。生きている高揚感や充実感もない
それなら、できるだけ嫌なことを避けて時間を潰していくしかない!
次は、生きる意味がないことに、さらに追い打ちをかける概念「永劫回帰」についてです!
「永劫回帰」人間は永遠に同じ人生をループする
生きる意味がないということに、さらに追い打ちをかけるのが「永劫回帰」です。
「人間」は永遠に同じ人生をループするというのです。
人生が既に決まっていて、同じループをしていると思ったら、
何をしても無駄だと惰性的に生きることにつながります。
さらにニヒリズムは加速します。。。
どうしましょうか?これでは、ニーチェ哲学によって人類はみんな生きることに絶望してしまいます。
でも、大丈夫です!!
次は、ニーチェ哲学のとっておきの処方箋
ニヒリズムを克服するための生き方についてです!
ニヒリズムを克服するための生き方「今、この瞬間を力強く肯定して生きよう」
ニヒリズムを克服するための生き方が、
「今、この瞬間を力強く肯定して生きよう」という生き方です!
「今」というのは、「過去」でも「未来」でもない 「今」 ということです。
「過去」や「未来」は見たり触ったりできない「実存ではないもの」なので、向き合っても無駄なのです。
「人生には意味がない」し、さらには「人生は無限ループ」だという条件のとき、
人生に1つでも生きていてよかったと「肯定」できることがあれば、
「人生に意味がなくてもいいや」「これが無限ループでもいいや」と思えるのです!
だから、「今、この瞬間を力強く肯定して生きよう」!!
印象に残った言葉
「今、この瞬間を力強く肯定して生きよう」
この言葉は生きる希望になる力強い言葉だと思います。
最近話題の「マインドフルネス」という言葉とも共通するところがあるのではないかと思います。
世間が生み出した価値観に惑わされることなく、
絶対的な今この瞬間について力強く肯定して生きていきたいと思います!
実存哲学の核心は、「あなたという現実存在をないがしろにする非現実な価値観を暴き立て破壊すること」にある
すべての価値観、すべての意味付け、すべての常識が消え去り、何一つ「こうである」というものがない世界を「大いなる正午」というそうです!
世間の価値観により、他者と比較して劣等感を感じたり、自分を責めたりすることがありましたが、この言葉を知って、世間の価値観に惑わされる必要はないんだと思いました!
ニーチェ哲学を人生にどう活かす?
今、この瞬間に集中する
悩んだり不安になったとき、「過去」や「未来」、「世間が生み出した価値観」に惑わされていないか疑う
「ニヒリズム」は自分にも当てはまるなと思いました!
本をよんで納得しても、実際に人生に活かしていくのは簡単ではないなと思いますが、
このことを実践していきたいと思います!
読んでいただきありがとうございました(*´ω`*)♡
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